バックオフィス 業務とは
財務とは、企業が持つお金を管理すると同時に、経済的な視点から経営に関する提案を行うのが仕事です。事業を展開するために必要な資金をどのように調達するかはもちろん、そのお金をどのように分配し、運用するかなど、利益につなげる方法も考える必要があり、その企業の成長を握る重要な業務といえます。
主な業務は、経理のまとめた財務諸表や決算書をもとに、会社の資金繰りや予算管理、資金調達、余剰資金の計画を行い、企業の成長をサポートします。
経理とは、企業の収支など、経営活動の結果を記録することが経理の役割とされています。企業の売上に直接連動しているわけではありませんが、企業の業績を常時把握し、それをもとに将来の目標を立てたり予測したりするために、重要な業務といえます。
主な業務は、伝票の作成や帳簿への記帳、支払いや請求、税金関係の申告などです。年間にわたり他にもさまざまな業務が存在します。
人事とは、経営のうち「ヒト」に関わる領域です。採用活動を通じて優秀な人材を確保し、育成・活用することによって企業の利益を増大させ、経営基盤の更なる安定を図ることができます。
主な業務は、採用計画の策定や採用活動、定着率向上に向けた施策の企画運営や教育研修の企画運営を行い、従業員の士気を高め、企業の業績に結び付けます。
労務も人事と同じく「ヒト」に関わる領域ですが、労務は、企業規定に基づいた事務的な仕事を行います。裏方から従業員をサポートし、企業活動を円滑にするという目的を持っています。
主な業務は、健康保険法や厚生年金保険法などの法律、また就業規則や雇用契約内の給与に関する規定に基づいて、給与計算を行います。給与の支給は、従業員と企業を結ぶ雇用契約の中でも根幹に位置することに加え、国に納める税金等についても計算することが求められるため、法律に関する正しい知識が求められる上にミスの許されない重要な業務といえます。
法務とは、企業の事業運営に伴って発生する法的な問題に対応する業務です。 近年コンプライアンスの徹底が企業に強く求められる中、法務が担う役割の重要性は増しています。法務は法律に関連した業務一全般に携わり、企業の規模が拡大するほど企業において重宝されます。
主な業務は、契約書作成・管理、訴訟対応、株主総会・取締役会の事務局業務などの業務があり、法律を武器とし、有利な企業活動を後押しする立場になりえます。